世界の知識人はどのように未来をイメージしているのでしょうか?
最近、読書会で『LIFE SHIFT(ライフシフト)』や『サピエンス全史』を紹介すると多くの方に興味を持っていただけます。
でも、みなさん口を揃えて言われるのは、
「ぶ厚い・・・」
「読むの大変そう」
そう、読むの大変なんです。
それで、良い本を見つけました。
これらの分厚い本の要点を、サクッと知ることができる本です。
その本が今月のテーマです。
『未来を読む AIと格差は世界を滅ぼすか』(PHP新書)
時間 短■■□□□長
難易度 易■■□□□難
内容 浅■■■■■深
世界トップレベルの知識人へのインタビューをまとめた本です。『WORK SHIFT(ワークシフト)』『LIFE SHIFT(ライフシフト)』著者のリンダ・グラットンをはじめ、『サピエンス全史』と『ホモデウス』で世界的著名人になったユヴァル・ノア・ハラリ氏。そして、『銃・病原菌・鉄』でピューリッツァー賞を受賞したジャレド・ダイアモンド氏。その他にも有名な知識人たちが登場します。もちろん、それぞれの著名人の本をすべて読むのに越したことはありません。でも、関連書籍で紹介する通り、彼らの著作はどれも分厚くてヘビーで、手に取るにはパワーが必要です。その点、このテーマ本は、これらの名著のよいところ取りで、ポイントがまとまっております。つまみ食いして広く浅く理解できます。この本から読んで、興味を持った方はそれぞれの著作を読んでみては?
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この本は、世界の知の巨人たちがどのような未来を描いているのかを知ることができます。
もちろん、未来は誰にもわかりませんが、世界の知の巨人たちが積み上げてきた叡智を持ってすれば、その輪郭を掴むことはできるのではないでしょうか?
関連書籍
今回のテーマ本の中でインタビューを受けている人たちの著作です。どれも分厚くてヘビーです。でも、それでも読む価値があるものばかりです。テーマ本だけでは物足りないという方は、ぜひ手にとってみてください。
 『銃・病原菌・鉄 1万3000年にわたる人類史の謎(上・下)』 ジャレド・ダイアモンド
時間 短■■■■■長
難易度 易■■■■□難
内容 浅■■■■■深
ピュリッツァー賞受賞作。なぜ人類は五つの大陸で異なる発展をとげたのか?分子生物学から言語学に至るまでの最新の知見を編み上げて人類史の大作です。例えば、ヨーロッパの人間が文明を発達させ、また他の地域を侵略できたのは、彼らが遺伝学的に優れていたからではない。生まれ持った環境によるところがとても大きい。といった話など、示唆に富んだ話の展開が面白いです。
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 『サピエンス全史 上下合本版 文明の構造と人類の幸福』ユヴァル・ノア・ハラリ
時間 短■■■■■長
難易度 易■■■□□難
内容 浅■■■■■深
ホモ・サピエンスの歴史です。知識ゼロでも面白く読めます。読み出したら止まりません。犬にはブルドッグ、芝犬、ハスキーなどいろんな犬種がいるのに、なぜか人類はホモ・サピエンスだけ。何故、ホモ・エレクトスやホモ・ネアンデルターレンシスは地球上から姿を消したのか?それは、ホモ・サピエンスだけが「虚構」を操ることができたから。私たちのルーツを知るには最高の本です。
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 『 ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来』ユヴァル・ノア・ハラリ
時間 短■■■■■長
難易度 易■■■□□難
内容 浅■■■■■深
『サピエンス全史』が、人類の誕生から現代までを扱った作品だとすると、こちらは「これから人類はどのような進化を遂げるのか?」というテーマを扱っています。人工知能、生物工学、ロボット工学、サピエンスが生み出したテクノロジーによって、サピエンスはデウスへと進化を遂げるという話。まるでSFのような話ですが、この本を読むと、とても現実味を帯びている話だとわかります。
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読書会の流れ
1.全体の説明
2.自己紹介
3.本の内容をシェア
4.まとめ
5.懇親会(自由参加)
参加方法
この読書会は終了しました。