先日1月18日の読書会は、男性15名、女性7名での開催でした。外で降っている雪をものともせず、会場は大盛り上がりした(^^)
読書会の後は、会場近くの中華料理屋でランチをしました。中国人の参加者さんが「もちもち感」について熱く語っていて、みんなでドン引き&爆笑していました(笑)
読書会である人が言ってたんですが、なんと、いまや一般的なアメリカ人は、
「一生のうちに、職業は4回以上変える。会社は18回以上変える」
というのが常識になっているんだそうです!その傾向は、日本も同じなんだとか。
「4回も職業を変えるって、いったい何回、新しいことを学び直せばいいの??」
ってお感じになる方も多いと思います。
私は以前『本を読む本』という古典を読んだ時に、
「読書の技法を身に付けていれば、生涯学び続けることが可能である」
と書いてあって、
「よし!読書して学び続けよう!」
と思ってやってみました。
でも結局、学び続けるって大変で継続できませんでした、、。
ところが、読書会でいつもワイワイ騒いでいると、
「読書」=「頑張って読むもの」
という義務的なイメージが次第になくなっていきます。自分の潜在意識に、
「読書」=「楽しい!」
というイメージが刷り込まれていくのがわかるんです。すると、学ぶことが楽しくなってきます!もはや、学び続けることにストレスなしです!
しかも、ひとりじゃないので、情報交換したり、教えあったり。学びの質も高くなります。
あなたも読書会に参加し続けると、こういう変化を感じていただけると思います。
読書会に参加した方の感想
読書会で紹介された本
『死にがいを求めて生きているの』朝井リョウ
「螺旋」プロジェクトの第一弾。
九人の作家が集結して「対立」を共通のテーマとしてそれぞれが長篇を執筆しているんだそうです!
朝井リョウさんのこの本は「現代の対立」をテーマに書いていています。
現代は「対立」を排除した結果、自分で自分を表現しなくてはいけなくなったという苦痛。
自分の行き方を探している2人の主人公は、「生きがいというより、死にがいを求めて生きている」という結論にたどり着きます。
・運動会で勝ち負けを決めない
・テスト結果の順位は貼りださない
・一番を取ろうではなく"個性を大事にしよう"
こんな傾向がある現代。
でも"個性"を見つけようとすると、やっぱり、人と自分を比べることをやめられいという現実があります。。
ナンバーワンになるために競争して脱落する辛さよりも、
オンリーワンになれと言われた先に、何もない方が地獄なのではないか?
そして、生きている意味を見つけ出せない人、やりたいことがない人は、小さな自己否定が積もっていきます。
すると、「生きよう」というよりも、秋葉原通り魔事件のように「人生に意味を残して死のう」という感覚のほうが強くなるのではないか?と著者は問いかけます。
本当は、「生きがいや死にがいがなければ生きている意味はない」なんてことはないはずです。
本の紹介を聞いて思ったのは、短絡的に考えるのは危険だないうこと。ぜひ読んでみたい一冊です(^^)
以上、読書会の報告でした。