ライフシフトかんたん解説

ライフシフトは、「人生100年時代」のブームを作った世界的ベストセラーです。
人類の進歩により、病気や事故で死ぬ確率は格段に下がっています。その結果、いま40歳以下の人であれば、2人に1人が100年以上も生きてしまう時代に。
60歳で仕事を引退しても、残り40年もあります。
格差も拡大して変化も激しくなるため、漫然と60歳を迎えた人は、孤独と貧困の人生を迎えることになります。
一方で、主体的に未来を築けた人には、自由で創造的な人生があるといいます。
自由で創造的な人生にするためには、「生産性資産」「活力資産」「変身資産」という3つの「無形資産」を、20代のうちから積み上げていく必要があります。
こんにちは。東京Cafe読書会を運営しているバッシーです。
ライフシフトを実践しようと思ったけど、なかなか行動を起こせないというお悩みを抱えていませんか?
実際に、読書会に参加した20代の方から、以下のような相談がありました。
そこで、本記事では下記について解説します。
この記事でわかること
- ライフシフトを読んでもいきなり行動することができない理由
- 実際にライフシフトするためには何から始めればいいのか?
- 読書会への参加がライフシフトに繋がる理由
気になる疑問にお答えしていきます。
いきなりライフシフトするのは無理です
心理学的には「ホメオスタシス」といって、人間は急激な変化ができない事がわかっています。だから、気合いと根性と勢いで、明日からすぐに変わろうとすることはできません。
できなくて当然
- 明日から一人旅に出ることができない
- いきなり会社を辞めて転職できない
こうした悩みは、心理学的には普通のことなのです。だから、持続可能なプロセスで徐々にライフシフトする必要があります。
簡単にライフシフトする方法は、毎日の小さな変化を積み上げること
ライフシフトを成功させるコツは、毎日、たった+0.01の変化を積み上げていくだけでいいんです。
1.01の法則、0.99の法則というのをご存知でしょうか?
毎日+0.01だけ変化していくことができれば、1年経つ頃には大きな差になる。これが、1.01の法則、0.99の法則です。
当たり前ですが、1は何回かけ算しても、答えは1になりますよね。
1×1×1×….1=1
でも、1.01だと、
365回かけ算すると37.8になります。
(1.01)365 = 37.8
逆に、0.99だと、
365回かけると0.03になります。
(0.99)365 = 0.03
3.78と0.03では、
なんと1260倍も差があります。
毎日の+0.01、毎日のー0.01とは、例えばこういう行動です。
+0.01の行動
- 新しい人と出会ってみる
- 新しい場所に出かけてみる
- 本を読んで先人の知恵に触れてみる
ー0.01の行動
- 毎日おなじ日常をくり返す
- 変化を避ける
- 新しい刺激を避ける
-0.01の日々を過ごしていると、変化することがどんどん億劫になります。そして「変身資産」が目減りしていきます。
一方で、+0.01を積み重ねると、1年経つ頃には大きな変化となります。
このような変化のプロセスをまずは知る、そして実行する。その過程であなたの「変身資産」が構築されていきます。
100年ライフを生きる人たちは、その過程で大きな変化を経験し、多くの変身を遂げることになる。そのために必要な資産が変身資産だ。自分についてよく知っていること、多様性に富んだ人的ネットワークをもっていること、新しい経験に対して開かれた姿勢をもっていることなどが含まれる。
『ライフシフト』より引用
読書会に参加すれば毎日変化できる?
今回は、変化のきっかけとして読書会に参加することをお薦めしてみたいと思います。
読書会のメリット
- いつもの人間関係の外にいる新しい人と出会えます。
- 新しい知識が身につきます。
- 他者の視点に触れるので、視野が広がります。
こうした刺激のある時間をスケジュールに組み込むと、日常の流れが少しずつ変わっていきます。
読書会でライフシフトできる2つの理由
なぜ、読書会がライフシフトに最適なのか、さらに2つのポイントからお話しします。
読書会でライフシフトできる2つの理由
時間配分と付き合う人が変わるから
読書の習慣ができれば毎日変化できるから
[理由1]
時間配分と付き合う人が変わるから
世界屈指の経営コンサルタント、大前研一氏は、次のように言っています。
人生が変わる方法は3つしかない。
1.時間配分を変える
2.付き合う人を変える
3.住む場所を変えるこの三つの要素でしか人間は変らない。もっとも無意味なのは”決意を新たにする”ことだ。
大前研一
読書会に参加するだけで、人生が変わる3つの方法のうち2つも実行することができます。
読書会がもたらす2つの変化
普段から本を読む時間を作るようになります。つまり時間配分が変わります。
普段出会うことがない人と出会うようになります。つまり付き合う人が変わります。
このように、読書会に参加するという行為は、変化するための具体的な要素を2つも含んでいます。
[理由2]
読書の習慣ができれば毎日変化できるから
株式投資で歴史上最も高いリターンを生み出したウォーレン・バフェットは、若者に対してこのように助言しています。
読書に勝るものはない。「もし、歴史上の人物を含めて誰か一人とランチをするとしたら、誰を選ぶか」と聞かれることがある。実は、本を読むことで歴史上のすべての偉大な人物と昼食をともにすることができる。
ウォーレン・バフェット
読書会がもたらす2つの変化
読書会を活用すれば読書習慣がつく
読書習慣がつけば、毎日、歴史上の偉人と対話しているようなもの。偉人から学び、変化していける。
20代のうちから読書習慣をつけることが、100年ライフを生きる上でどれほど大きな資産になるのか、計り知れません。
東京Cafe読書会でライフシフトを実践
私が運営している東京Cafe読書会は、2011年から毎週開催しており、これまで累計16,000人にご参加いただいております。
「ただ黙々と読書したい」という人が集まる読書会ではなく、以下のような目的の人が集まる読書会です。
東京Cafe読書会に参加する人の動機
ライフシフトを実践したい
読書を通して学べる環境がほしい
他業界の人と交流して視野を広げたい
社外でも自発的にスキルアップしたい
みずから継続して学ぶ習慣をつけたい
東京Cafe読書会で3つの無形資産を構築
変身資産
読書会での出会いや、本を読むことを習慣にすれば、毎日新しい刺激に触れることができます。そして「変身資産」が積み上がっていきます。
生産性資産
本を読めば知識がつきます。それを誰かにアウトプットして対話をすれば、コミュニケーションのスキルもつきます。そして「生産性資産」が積み上がります。
活力資産
読書会にはライフシフトしようとしている人や、すでにライフシフトにチャレンジしている人が参加します。こうした人たちとの交流が刺激になり、自分にもできるかもしれない、という前向きな精神状態になれるでしょう。それは「活力資産」と考えることができます。
東京Cafe読書会では、ライフシフトで重要視されている3つの資産すべてを増やすことができます。
東京Cafe読書会について
日程 |
火曜日20:00~21:30(Zoom) |
参加費 |
500円 |
対象 |
・21〜35歳の方 |

さいごに
休日を友人との飲み会などレクレーション(余暇)の時間にするのもいいと思います。
ですが、リ・クリエイション(自己の再創造)の時間として読書会に参加して無形資産に投資していけば、100年ライフがさらに豊かになるのではないでしょうか?
ライフシフトは長期的なプロセスです。だからこそ、肩の力を抜いて、読書会のようなハードルが低い活動から始めてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。