『仕事2.0』の読書会でこれからの働き方を一緒に考えませんか?
『仕事2.0 – 人生100年時代の変身力』佐藤 留美(NewsPicks Book)
時間 短■■□□□長
難易度 易■■□□□難
内容 浅■■■■■深
「ひとつの会社、一つの職業だけで一生を終える」という鉄板のロールモデルがあった「仕事1.0」の時代が終わり、様々なキャリアを経験しながら長く働くという、ロールモデルがない「仕事2.0」の時代に移行しています。そんな時代で働くすべての人に向けて書かれた本です。著者はNewsPicksの副編集長。
先日の読書会で、人材会社にお務めの方からお話を伺い衝撃を受けました。
なんと、いまは75歳でフルタイム求人に応募してくる人たちがいるんだそうです!
でも、まだ75歳のフルタイム雇用に門戸が開かれていないため、なかなか就職は難しいのだとか。
日本は、人口が減るし、高齢化も進むので、私たちが死ぬまで年金支給と医療費が持つ保障はどこにもありません。
「だから長く働かなきゃ生きていけない。。」
私はそう思っていましたが、どうもそれだけではないようです。
当たり前なんですが、人生100年時代になると、65歳で退職しても、余生はまだ35年もあるんです。私は120歳まで生きるつもりでいるので、余生は55年も(!)あるんです。こうなると、仮に十分なお金があったとしても、55年もゴルフや旅行をして遊んで暮らすのはさすがに飽きます。やはり、長く働くということが選択肢に入ってきます。
日本政府も、長く働くことを推奨するようになりました。皆さんよくご存知の政府の3つのキャッチコピー、
「人生100年時代」
「一億総活躍」
「働き方改革」
『仕事2.0』では、これらキャッチコピーに込められた意味をこのように解釈しています。
「健康を管理して、健康寿命まで働いてください。そして、70〜80歳まで働くには、若いうちから長く働く戦略を自分で考えてください。」
仮に80歳まで働くとしても、ひとつの会社に22歳で就職してから80歳まで働くイメージは、到底持てないのではないでしょうか?
「会社」というものの平均寿命も今では8年そこらしかありませんし、技術の進歩によって職業の新陳代謝はどんどん活発になり、「2011年に小学生になった子どの65%がいまは存在しない職業に就くだろう」とまで言われるようになっています。
「ひとつの会社、一つの職業だけで一生を終える」という鉄板のロールモデルがあった「仕事1.0」はもはや時代遅れになりつつあります。
そして、様々なキャリアを経験しながら長く働くという、ロールモデルがない「仕事2.0」の時代に移行しています。
そういう時代にも関わらず、実は、過去のロールモデルに憧れを抱き、普通に働いて定年まで逃げ切ろうとする「安定志向」の人がどんどん増えているんだそうです。
それは、今後の世の中が安定していないからこそ望む「ないものねだり」だと著者は言います。だからこそ、この本はすべての働く人に向けて書いたのだと。
ライフシフトが分厚くて読めなかった方でも、この本は読めると思います!
「仕事2.0」の時代を生き抜くためのヒントも満載なので、「よし、私も今から準備してみようかな」という前向きな気持ちになれるはず。
8月の読書会『未来の年表』シリーズのように暗い話題にしかならない本ではないので(笑)
ぜひお読みになって、読書会にご参加ください!
読書会の流れ
2.自己紹介
3.本の内容をシェア
4.アンケート記入
5.懇親会(自由参加)
参加方法
この読書会は終了しました。