これからの10年をワクワク生きるために、今必要なこととは?
今月は、『未来の働き方を考えよう』をテーマに読書会を開催しました!
同じ本をみんなで持ち寄り、その場で読んで対話しました。初めての試みでしたが、参加していただいた皆さまのご協力のおかげで、とてもよい時間を過ごすことができました。

読書会のレビュー
20代〜30代の方が多い中で、気になる場所も傾向が似ていました。トップ3を並べてみます。
1位「ストックからフローへ」P73
要約;これまで積み上げてきたストックをたくさん持っている人が、今の社会では豊かに暮らせる。ストックとは、例えば、学歴、職歴、資格、貯金、既にある人脈、いざという時に助けてくれる家族、といったもの。ところが、これから寿命100歳の時代では、ストックよりフローのちからの方が重要になる。フローの力とは、その時々に何らかの価値を生み出し続けることができる力のことである。
2位「市場で稼ぐ力をつけよう!」P206
要約;インターネットやグローバル化によって、最近は誰にとっても市場から稼ぐことが容易になりつつある。市場で稼ぐ自信がないからといって、安泰と思える組織にしがみつこうとすることは、これからの社会の変化を考えると、必ずしも賢い生き方ではない。市場化が進む社会では、「市場に巻き込まれないように逃げ回る」とか「自分を守ってくれそうな組織にしがみつく」より、市場の中でいかに勝ち残っていくかを考え、市場で選ばれる力、市場から稼ぐ力をつけようと努力するほうが、よほど有益である。
3位「大企業で働くという合理性の毀損」P92
要約;大企業で働くことは、最近までとてもメリットが高いものだった。なぜなら大企業は給料が高いし、安定しているし、雇用も守られている。さらに、世間の評価は高く、やりがいもある、福利厚生もよい。当然である。ところが、いま多くの若者が求めているものは、大企業を辞めることによってしか手に入らないものになってきている。例えば、通勤時間や服装の自由、一定期間仕事を休むといった柔軟性、やりたい仕事をやる価値、くだらない仕事に人生の時間を奪われない自由、など。さらに、急速に進んだIT化やグローバル化が、大企業にいる若くない人たちを一気に時代遅れにしてしまい、若い世代から見ると、「なにこの人?」みたいな中高年社員が急増している。そんなところで、社内でしか通用しないと思える仕事を「石の上にも三年」と言われても、将来が不安になるだけである。
印象的だった一節
長生きの可能性が高まると、いくら貯金=ストックをもっていても不安は尽きないけれど、稼ぐ力=フローを得る力がある人は、ストック型の人より安楽に構えていることができます。いわば、「過去に貯めた資産をもつ人から、稼げる人へのパワーシフト」が起こるのです。(P82)
参加者のコメント
「手に入れたい人生を明確にしようと思いました。」30代女性
「スティーブジョブスの言葉の通り、人生は有限だという感覚を持つ必要があると思いました。 20代の頃は、人生は無限にあると感じていました。でも、会社で定年退職して行く上司をみて、自分の将来と重なり、人生はいつか終わると気付きました。自分で期限を設定して、行動して行く必要があると思います。」30代 男性
「長寿化によって、70歳、80歳まで生きる時代。これまでの人間関係だけで生きて行くのではなく、何歳になっても新しく人と知り合えるような自分になろうと思いました。」20代女性



まとめ
全体を通して、「これからは稼ぐ力が必要不可欠だ」という主張が一貫していました。ちきりんだけではなく、ちきりんの元上司である大前研一さんや、トップマーケッターの神田昌典さんも「稼ぐ力」の重要性を説いています。


読書会に参加された方々も、ほとんどの方が「自分で稼げるようにならなきゃ」という考えを持っていました。実際に少しずつ動き出している方もいれば、既に自分で稼ぎ出している方もいました。一人で本を読んでいるとこんなふうに考えてしまうでしょう。
「自分で稼ぎ出せと言われてもねー、実際難しいでしょ」
でも、読書会などに参加して、既に動いている人と継続的に接していると、だんだん自分にも行動できそうな気がしてくるものです。来月も読書会で多くの方とお会いできることを楽しみにしています!
☆9月のテーマ本;『NEXT WORLD 未来を生きるためのハンドブック』ミチオ・カク、NHKスペシャル「NEXT WORLD」制作班
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